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スイッチコラム

健康が手に入る話題の“完全食”を実食してみた! – 尾谷幸憲の仕事に効く健康法

2018.06.01

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忙しいビジネスパーソンは、どうしても食事がおろそかになりがち。そんな状況を一変するイノベーティブな食“完全食”がいま密かに流行しています。それを本サイトの執筆陣の一人であるライター尾谷幸憲氏(46歳・バツイチ)に実食してもらいました。けっこうマジで必見です!

忙しくて食がおざなり…は、もう終わりだ!

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尾谷です。僭越ながら脇汗は隠させていただきます。

ビジネスパーソンのみなさん、しっかり食事を摂ってます? 眼の前のミッションに集中しすぎて、夕方くらいに「今日1日、何も食ってなかったわ……」なんてことありませんか? はい、自分はよくあります。

いや、わかってるんですよ。体力とメンタルとモチベーションを支えるのは間違いなく栄養だ、ということは。でも繁忙期の、猫の手も借りたいような状況に陥ると、どうしても食事がおざなりになってしまうんですよね……。

そんな悩みに答えてくれる食を発見してしまいました。それが“完全食”です。
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完全食とは、人体に必要な栄養素をすべて含んだ食品のこと。
「玄米」「卵」「納豆」「牛乳」「ヨーグルト」「さつまいも」などがそれに当たると言われていますが、実際はそれぞれ一部の栄養素が多かったり、欠けていたりします。つまり、自然界には完璧なバランスの完全食は存在しないわけです。

それならば・作ってしまえ・ホトトギス、というのが人類の素晴らしいところ。実は今、各国のベンチャー企業が、すべての栄養素が過不足なく入った「完全食」の研究・開発・販売をはじめています。それは我が日本でも例外ではなく、ここ数年で2つの完全食が誕生しました。それが『COMP』と『BASE PASTA』です。

今回、この2つの完全食を実食し、味はどうなのか? カラダにどう変化があるのか? をレポートすることにしました。では、まずこちらから試食しましょう。

完全バランス栄養食COMPを飲む!

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『完全バランス栄養食 COMP』は、人間の健康に欠かせない必須栄養素(必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維、カロリー)がすべて入っている、COMP(=コンプリート)の名に恥じないプロダクト。食事を補うためのプロテインやサプリメントとは違い、これ単体で食事の替わりになる=これだけ食べれば生きていけるように計算されているそうです。

さらに本製品には、アミノ酸を供給する良質な「大豆タンパク」、消化吸収速度の異なる2種類の糖質「パラチノース」「コンスターチ[Non-GMO]」、代謝を良くするシナモン抽出物「Cinnulin PF」、栄養の吸収と腸内環境をサポートする「イヌリン」といったこだわりの栄養素も配合。
スペック厨の筆者としてはこの文字面だけでビンビン来ます。

ちなみに開発の由来が、これまたすごい。
株式会社コンプのCEOである鈴木優太氏は、東京大学在籍時に研究と趣味のプログラミングに没頭し過ぎて食事を摂らず、栄養失調で倒れてしまったのだとか。これがキッカケとなり、本商品を開発することになったそうでして、もうこのエピドードだけで信頼度高い!

さて、『COMP』は現在「パウダー(粉末)」「グミ」(UHA味覚糖との共同開発)「ドリンク」の3種が販売されています。今回の実験ではお試しセットで買ったパウダー3袋(¥500)を試してみることに。COMPパウダーは、水やジュース、お茶などと混ぜて飲むのが基本。はじめてなので、普通のミネラルウォーターと割ってプレーンな味を楽しむことにします。

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ペットボトルにCOMPパウダーをドバドバと入れ、さらに水を適量、投入します。
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そして、無心でシェイクします。こんな表情ですが、あくまで無心です。
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ついに完成。俺のCOMPがコンプしました!
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まず見た目ですが、ドロッとした白い液体です。未来の飲料といいますか、胃の検査のときのバリウムのような印象です。で、お味はいかがなものか? 恐る恐る実食スタートです。
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ごくごく、ごっくん………ぷはーっ!!
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何これ? 今まで味わったことのない味! あえていうなら「濃い目の豆乳」でしょうか。まあ、そもそも、豆乳は大豆製品ですので、原材料に大豆タンパクが使われているCOMPが近いのは当然かもしれません。
しかし、何かが違う。おそらくこの「何かが違う」の部分が、様々な栄養素が入っている証なんでしょうね。

で、これを飲みながら仕事をしはじめて30分後。ふとあることに気づきました。お腹が全然、空かないんですよ! 実験当日、筆者は朝食がわりにCOMPを飲んだのですが、「そのうち腹が減るんだろうな〜」と思っていました。ところが、それが一切ない。むしろ満腹感すら漂って来ます。何がどう作用しているのかサッパリわからんプーですが、ドリンクだけで満たされてしまうとは……。

完全栄養食BASE PASTAを喰らう!

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続いて登場するのは『完全栄養食 BASE PASTA』。
元大手IT企業に勤めていた橋本瞬氏によって考案され、2016年にクラウドファウンディングがスタート。223人の支援を受け、実際に商品化されました。実は麺モノとしては世界ではじめて開発された完全食なんだとか。

同商品には、厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準」に基いた1食に必要な栄養素をすべて含んでおり、原材料は全粒粉の小麦粉やチアシード、昆布、海藻、グレープシードオイル、もち米、ビール酵母などのスーパーフードも練り込んであります。合成着色料や合成保存料を一切使用していないのも売りのひとつです。

今回は『BASE PASTA』のお試しセット(パスタ2袋+トマトソース+ジェノベーゼソース)を購入。こちらを実食することにしました。まずは、袋からパスタ本体を取り出します。
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パスタ本体は、雑穀感あふれる色合い。いかにもオーガニックな感じです。
では、パスタをゆで始めましょうか。ゆで時間は、たったの2分。
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ゆであがったら、事前に作っておいたジェノベーゼソース+アスパラ+ベーコン、トマトソース+冷凍シーフードミックスにあえます。
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というわけで出来ました、「完全食パスタのジェノベーゼ、アスパラベーコン添え」(写真左)、「同トマトソースのシーフドあえ」(写真右)です。
ちなみに完全食に近いと言われているヨーグルト、さつまいも、ゆで卵、納豆、そして先ほどのCOMPも食卓に並べてみました。これぞ「完全食パーティー」や!
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では、実食と行きましょう。余計なバイアスが入らないように、今回も無心でいきます。
こんな表情ですが、あくまで無心です。
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ぱくぱく、ごっくん。む? むむむ……?
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何これ? 今まで味わったことのない味!
さっきCOMPのところで出てきたフレーズがそのままループしておりますが、これガチで同じ感想です。

食感はモチモチ感のある麺モノなのですが、噛むと麺の中でチアシード(?)がプチプチとはじける感じがあります。いやー、不思議!

そして噛めば噛むほど、海藻系由来の塩味が口の中に広がります。個人的な感想ですが、この麺にトマトソースは味が濃すぎな印象が。ジェノベーゼのほうがマッチしている気がします。というか、麺を茹でているときに一本つまみ食いして思ったんですが、この素の麺の時点で塩味がしたんですよ。
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これは従来のパスタっぽい味付けよりも、優しいかつおだしとかのほうがピッタリかも。いや、そもそも『BASE PASTA』はパスタやラーメン、蕎麦やうどんとは違う“第5の麺”と考えたほうがいいのかもしれません!

そして食後の状況ですが、こちらもCOMPと同じように満腹感があるんですよ。たった125グラムの麺モノなのに。この辺の腹持ち感はしっかり研究されているなぁ、と思わず頭を垂れてしまいました。これ1食でどうにかなるじゃん、的な。

食ベンチャーの今後を勝手に考えてみた

というわけで、国産の完全食2種をレビューしてみたわけですが、両方に共通するメリットは「素晴らしい栄養バランスを保持している」「普通に調理をするより時間がかからない」「思いのほか満腹感があること」です。体調を管理し、サスティナブルな働き方をしたい人にとってはうってつけです。

その一方で若干の不安要素もなくはないです。それは「既存の食とは味・食感が違うため、慣れが必要」「プロダクトそのものに色彩がなくどこか寂しげ」といったところでしょうか。改めて、食事って思った以上に味(味覚)や色彩(視覚)、食感(咀嚼感)などの情報量が多くて、それを楽しんでいたんだなー、って思ったりもしました。

逆に言うと、これらの完全食がその機能性を落とさず、さらに味と色彩、食感、匂いの部分まで進化していったら、すごいんじゃないかと。ネアンデルタール人が調理をしていたという学説を信じるのであれば、霊長類の料理の歴史は40万年前から始まっています。その長い歴史が変わる可能性すらある……そう考えると超楽しくないっすか? 自分はこのビッグウェーブを応援しますよ。全力で!!

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尾谷幸憲(おたに・ゆきのり)
1971年生まれ。ライター/エディター。インタビューやコラムの他、グラビアのプロデュースを手がける。著書に小説『LOVE※』『ラブリバ♂⇔♀』『J-POPリパック白書』『ヤリチン専門学校』。リア・ディゾン1st写真集『Petite Amie』構成担当。現在、『東京スポーツ』『ヤング・ギター』等でコラムを連載中。座右の銘は「健康・オア・ダイ」。

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