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スイッチコラム

「後輩力」でチャンスをつかめ! ゼロから人脈を作る、コミュニケーション力を高める方法

2017.12.19

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「人とどう接したら良いか分からない」「人にお願いするのが苦手」といった、コミュニケーションの悩みを持つ方は意外に多いもの。そんな悩みを解決するヒントが、話題の書籍「ゼロから最強の人脈をつかむ後輩力」にありました。
著者の佐藤大和氏は現役の弁護士で、芸能トラブルや労働事件、企業法務などを得意分野としています。ですが佐藤氏、実は金髪二浪&人脈ゼロ+資金なしでダメダメだった過去も! そんな佐藤氏がどうやって仕事で成果を出していったのでしょうか。書籍を読み解き、すぐにでも実践できるノウハウを紹介します。

本記事の最後には、佐藤氏から「ワークスイッチ」の読者へ向けて届いたメッセージも掲載!
「後輩力」をフルに生かして「良い縁」を獲得し、幸せなワーク&ライフを実現しましょう!

「後輩力」は「チャンスやご縁」を得るための手段

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書籍「ゼロから最強の人脈をつかむ後輩力」の著者・佐藤大和(さとう・やまと)氏は、レイ法律事務所の代表弁護士として活躍しながら、テレビ(フジテレビ「バイキング」、NHK「Rの法則」、TBS「あさチャン」)やラジオ、雑誌などの多くのメディアに出演。
また、「リーガルハイ」(フジテレビ)や「黒革の手帖」(テレビ朝日)など多くの人気ドラマの監修の他、ベストセラーになった「ずるい暗記術」(ダイヤモンド社)を出版するなど、弁護士の枠にとどまらず幅広い分野で活躍しています。

そんな佐藤氏が提唱する「後輩力」とはなんでしょうか?

書籍には「『後輩力』は『チャンスやご縁』を得るための手段です」とあります。

ここでの「後輩」とは年齢が下ということだけではなく、自分の方がキャリアやスキルが下の場合も、「後輩」と定義しています。

「後輩力」を身に付け生かすことで、人とコミュニケーションを円滑に取ることができます。先輩からかわいがってもらい、さまざまなことを教えてもらうことで、「チャンスやご縁」を得ることができるのだと言います。

上司の苦労話こそチャンス。「後輩力」を生かせ!

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「チャンスをつかみたいのなら、一人の時間が長いのは好ましくありません。人の輪に入っていくことで世界が広がり成長していくのであって、自分と向き合っているだけでは成長しません」と佐藤氏。
そのため、先輩(会社であれば上司など)と過ごす時間を意識的に作ることが大事だと言います。

会社の上司などとは、なるべくなら関わりたくないもの。飲みに誘われたとしても苦労話を聞かされるだけ。できれば遠慮したい、と思っている方が大半でしょう。
しかし、上司と接することで仕事の流儀や時間術などのスキルを学ぶことができます。そんな機会を逃すのはもったいない。上司とランチに行ったり、たまには飲みに行くことも大事です。
でも、ランチや飲んでいる席で、どのようにしてスキルについて聞き出せばいいのでしょうか?
ここで「後輩力」が生きてきます。

「単刀直入に質問するのではなく、まずは相手の苦労話でも成功談でもいいですから、気持ちよく話させるようにしましょう」とのこと。
先輩を立てるようにして話すことがポイントです。上司の話に付き合うのは疲れますが「仕事の流儀や時間術を教わったり、その先輩しか知り得ないスキルについて聞き出すため」と、割り切って考えることです。

先輩に好まれ、良い関係になれば、先輩の方からチャンスを持ってやってきます。

確かに「一人の方がラク」「友達との方がラク』」と誰もが思うものです。
しかし、佐藤氏は「それは悪い『ラク』です。悪い『ラク』を続けていればチャンスをつかむこともできず、今の状況から停滞、いやそれどころか後退していきます」と言います。

悪い『ラク』を続けたいのか?
『チャンス』をつかみたいのか? 

考えてみるべきかもしれませんね!

大先輩の集まる「同窓会」が、チャンス

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「社外の先輩を探すにあたり、私が一番おすすめしているのは、『同窓会』に参加することです」と佐藤氏。

この同窓会とはクラスメートが集まる会ではなく、学校全体の同窓会のことを指します。
歴史のある学校であれば、60~70歳の大先輩の出席も多いもの。若いというだけで珍しがられ、いくらでも声を掛けてもらえるのだとか。

佐藤氏はそんな同窓会で多くのチャンスをつかんだそうです。
実はこの書籍「ゼロから最強の人脈をつかむ後輩力」も、石巻高校の大先輩であるポプラ社の社長と同窓会で知り合ったことから、生まれたのだそう。

ただし、大先輩は付き合いが難しいのも事実です。
「若いから血気盛んな方が良いかと思ったのですが、そんなことはありません。むしろ、ガツガツしている後輩は嫌いなようです」と佐藤氏。

大先輩には”謙虚”な発言、”謙虚”な行動を取ることが、何より大切です。
可愛い「後輩」を演じることが、重要なのです。

佐藤氏は、仕事が殺到する弁護士の秘訣も「謙虚さ」だと言います。
スキルより気持ちが大事。やはり人間としての基本が大切なんですね。

そして先輩へのお礼は「丁寧」より「迅速」を心掛けること。
丁寧な文章を書くためにと、一週間もかけるのは逆効果になります。
スピード勝負です!

良い関係を築くために「縁」を切る!?

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「チャンスやご縁」を得るため、とはいえ、むやみに広げ過ぎた「縁」をどうするかを考えることも、重要だと指摘します。

「人脈を育てるには、①人に会う ②関係を育てる ③縁を寝かせる の、3年サイクル」があるのだそう。
人脈を広げるために人に会うなどの種まきをし、その縁から生まれた関係は育てますが、不要になる縁もあります。

そんな縁は寝かせるのが良いとのこと。
絶交するのではなく、細い線でつながったままを維持すること。

同じ人とばかり付き合っていても、人脈は広がりません。同じ人とばかり頻繁に会うことで、得られる刺激も減っていきます。すると「いい縁」が「どうでもいい縁」になってしまうことも。
「いい縁」を「いい縁」のままにするためには適度な距離感が必要とのこと。
つながりす過ぎた縁は「あえて寝かす」という意識も、ときには大切なのです。

しかし、「どうでもいい縁」になったら、関係を断ち切ることも重要です。

関係を切るためには、「自分からは連絡しない」「誘いがあっても乗らない」「SNSでやりとりをしない」という点だけ気を付ければ、十分なのだそうです。

「チャンスやご縁」を得た際には、同時に捨てることも考えておいた方が良いのかもしれませんね。

「良いご縁」は、幸せの天使。素晴らしいチャンスを運んできてくれます!

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最後に、「ゼロから最強の人脈をつかむ後輩力」の著者である佐藤大和氏から、ワークスイッチの読者に向けたメッセージが届きました。

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「小才は、縁に会って縁に気づかず。 中才は、縁に気づいて縁をいかさず。 大才は、袖振り合う縁をもいかす」という徳川将軍家の剣の指南役である「柳生家」の家訓があります。
これは、小才はチャンスがあってもそれに気づかず、中才はチャンスに気づいてもそのチャンスを活かしきれない。しかし、大才ならどんな小さなチャンスでも最大限に活かす、という意味だそうです。

僕は、この言葉が大好きで、人とのご縁を常に意識し、ご縁を大事にしています。そして、ご縁を大事にしているからこそ、ここまで活躍させて頂いているのだと思っております。
良いご縁は、幸せの天使のように、自分に良い運気と素晴らしいチャンスを運んできてくれます。
あとは、その良い運気を自分で纏い、頂いたチャンスを自分のものにすることができれば、さらに良いご縁に巡り合うことができます。

これが「ご縁の循環」となります。一度、この「ご縁の循環」が起きれば、どんどん良い運気も巡ってくるため、幸せになっていきます。そして、このご縁の循環を作るためには、いろいろな力が必要となりますが、僕は、その一つとして「後輩力」という力が必要になると思っています。この「後輩力」は、先輩とご縁を作り、先輩から学ぶ力と言ってもいいかもしれません。

「先輩」とは、年齢的な先輩だけではなく、社会的に結果を出している人も「先輩」となります。このような先輩たちとご縁を作り、先輩たちを頼り、先輩たちから知識や経験、技術を教えてもらうことが「ご縁の循環」を起こすためには不可欠です。

伝統芸能の世界には、「守・破・離」という言葉があり、まず、師匠の型を守ることから始めます。
どのような世界でも時代であっても、先輩たちから学ぶことを大事にしています。そしてその学ぶためには「先輩たちとのご縁」、つまり、コミュニケーションが大事となります。

『先輩たちと接するのが苦手だ』という人もいると思います。そういった場合は、成功している人たちが書いている書籍から学ぶのもよいでしょう。でも、チャンスを頂くためには、やっぱり人と接するのが一番だと思います。

ところで「良いご縁」を築くために、同時に大事にして欲しいのが「悪い縁を切ること」です。これらは、車の両輪のように二つとも大事なことです。
ご縁を切るというと、非情のように思われるかもしれませんが、悪い縁を切ることで、トラブルに巻き込まれることを避けることができたり、精神的にも肉体的にも苦痛になることを避けることができたりします。

「悪いご縁」とは、トラブルメーカーであったり、お金や異性にだらしなかったり、暴力的な人、いつも言い訳ばかりして自分の責任を認めない人、人の悪口ばかり言う人、人の足を引っ張る人、人に頼ってばかりいる人などを指します。
こういった悪いご縁は切ることが大事となります。こういったご縁を思い切って切るだけでも一気に環境が変わり、良いご縁が築きやすくなったりします。

たとえ、今の生活に満足していても、さらに良いご縁を見つけ、悪いご縁を切ることによって、もっと満足度も上げ、さらに幸せになれます。ぜひ実行してみてください。

佐藤大和

大橋博之
インタビューライター・編集者・ディレクター。インタビューを中心に活動中。
専門はwebメディア、未来、テクノロジー、カルチャー、クールジャパン、採用関係。

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