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はたらくを変えるオフィス -vol.1 エイベックス株式会社ー

2017.12.15

仕事をする上で、オフィスの環境は制約と捉えられがちなもの。
本連載では『はたらくを変えるオフィス』と題し、新しい働き方にスイッチするオフィスを訪問!
働き方を変えるオフィスのポイントとは何なのか…?徹底追及していきます!

繋がり、生まれる、新オフィス -vol.1 エイベックス株式会社ー

記念すべき第1回は、2017年12月1日に南青山の本社ビルの建て替えを終え、新オフィスでの業務を開始したエイベックスさんを訪問。
✓コミュニケーション・コラボレーションが起こる
✓働き甲斐のある
✓エンタテインメント企業ならではの機能を備えている

という三つのコンセプトでデザインされたビルには、新しい働き方を意識した仕掛けが盛り沢山でした!

構造改革に伴い刷新した新ブランドロゴを模した2Fエントランスの隣には、約100席規模のコワーキングスペース『avex EYE』。内部は作業に集中できるエリアと会話しやすいエリアに分けられていて、外部の個人・クリエイターとのコラボレーションを生む場所となっています。
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昇って3Fは会議室エリア『THE SESSION』。新進気鋭のクリエイティヴ集団CEKAIが手掛けた巨大アートが迎えてくれるこのエリアは殆どがガラス張りになっていて、非常にオープンな空間。
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4F、5Fは来夏オープン予定のレッスンスタジオ&映像スタジオ・レコーディングスタジオエリア。アーティストの卵たちが育ち、巣立っていくレッスンスタジオやアーティストが集う映像スタジオ・レコーディングスタジオエリアはまさにエンタテインメント企業ならでは。
6Fから15Fまでは執務エリアとなっていて、全席がフリーアドレス!それぞれの階層毎にデザインコンセプトが異なっており、当日のモチベーションでどのフロアで働くかを選択するのも一興です。
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最上階は社員食堂『THE CANTEEN』と売店『POP IN』。アメリカ西海岸をイメージして作られたこの社員食堂は、そこいらのカフェを凌駕するお洒落空間。ランチを食べるもよし、商談をするもよし、ついつい足の向いてしまう場所となりそうです。
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今回は、グループ執行役員の加藤 信介さんに新オフィスの狙いについて直接お話を伺う事ができました!

<加藤 信介さん プロフィール>
エイベックス株式会社 グループ執行役員
1981年生まれ。2004年に現・エイベックス株式会社入社。営業、販売促進、マネジメントを経て、16年より社長室部長として構造改革や新規プロジェクトに参画。17年4月よりグループ執行役員グループ戦略室長。戦略人事、グループ広報、マーケティングアナリティクス/デジタルR&Dを担当。

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これまでのオフィスで感じていた“距離感”
Q:加藤さんご本人が、これまでのオフィスで感じられていた課題感は何でしょうか?
A:これまではコンテンツ側にずっといて、アーティストに関わる仕事が主でした。一人のアーティストを取り巻いてマネジメント、音楽制作、ライヴ、ファンクラブ、マーチャンダイジング、など様々なスタッフが動いていますが、一堂に会すのは週に一度の定例会くらい。同じオフィスにいるのに物理的な距離も遠く、同じアーティストを担当しているのに距離感を感じていました。今回フリーアドレスになって、同じアーティストを核とした纏まりでシームレスに動きやすい環境にはなっていると思います。
Q:現在はロッカーのみ固定で後はどこで働くのも全て自由なのでしょうか?
A:自由です。所謂グループアドレスという考え方ですね。どのエリアでも、どの階でも働けます。社員食堂で働く、というのも勿論ありです。
Q:どの階でも、というのは凄いですね。変な話、偉い人が捕まらなくて困るといった事はありませんか?
A:例えばSlackを全社導入していたり、内線としても利用しているスマートフォンが社内のWifiに繋がっていて、その人のいる階層がアプリで見えたりと、結局テクノロジーで繋いでいけるものだと思っています。勿論、これまでよりも人が捜しづらいという声はあると思いますが、最優先事項は何か、優先順位を考えてこの様な形にしました。
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働きたい場所を毎日選べるオフィス
Q:6Fから15Fまでの執務エリアはどの階もデザインが異なっていますが、それぞれのエリアにコンセプト等はあるのでしょうか?
A:基準階の作りは各フロアで大きな違いはありませんが、動線をあえて複雑にしていることで、意図しない混ざり合いを生むように設計しています。また、各フロアのデザインを少しでも変える事によって、『今日はあのデザインのフロアで働きたい』『今日は集中したいからシックなエリアが良い』といった上と下のフロアの流動性を生む作用を狙っています。
Q:確かに、景色が変わらないのでは余り動く気がしませんね。
A:デザインの話以外に、機能的に集中フロアとして設定している箇所等も用意しています。
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“意味もなく行きたくなる”
Q:社員食堂を拝見しましたが、意味もなく行きたくなる程素敵な空間でした…
A:意味もなく行きたくなる、というのは是非使って頂きたいです笑。ただ安いからお腹を満たしに行くだけの場所にはしたくなかった。執務フロアとはまた違った社員同士の混ざり合いや、外部の人との混ざり合いが生まれる場所になる様に、階段を上がってでも「行きたい!」と思える社員食堂をどうしても作りたかったんです。空間もそうだし、メニューについてもそう。外に行くくらいだったら社員食堂に行った方が快適、というくらいまで作りこまないと結局無駄な場所になってしまうと思いました。
Q:社員食堂、という言葉の響きが先ず若干ダサい中で、よくぞあそこまでブラッシュアップ出来た物だと感心してしまいました。
A:それも意識し、名前もTHE CANTEEN、POP INとしています。外部の人が来た時に、うちの社員食堂に連れて行ってもダサいし外に出た方が…となってしまうのでなく、うちの社員食堂凄いから是非来てください!と自信を持って言える様な空間にしたかった。一番振り切った場所だと思います。
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種を育てる縦の繋がり
Q:3Fの会議室エリアでは、有名絵画をモチーフとしてドットとチューブで抽象的に人の形を象っている巨大アートが印象的でした。2Fのコワーキングスペースでも床の模様がドット柄になっていましたが、この“ドット”というのは一つのコンセプトになっているのでしょうか?
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A:17Fの社員食堂だけは全体コンセプトとは切り離して考えていて、みんなが人を連れてきたいと思える本当に良い空間にする為に『社員食堂に一番合う様なグラフィック』を単独で設計しています。ですが、細かい話で言うと“ドット”というのは一つのコンセプトですね。少し抽象的なイメージですが、2Fのコワーキングスペースのドットが一つの点だとすると、これはシード(種)だと思っています。これが3Fに上がると社員との繋がりが出来、種が育って何かが生まれていく。この縦の繋がりがあると非常に良いなと思っていて、壁のアートでも人が集まる、滞留する、空間が賑わうという表現をドットで描いています。
Q:縦の繋がりという事でいうと、6Fから15Fの執務エリアに特徴的な帯状のデスクが横断していますが、こちらも全て上層階へと一枚の帯で繋がっていますね。
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A:こちらも縦の繋がりを意識しています。例えばワンフロア1000坪位あるオフィスビルに入居して広い空間をうまく使っている会社も沢山ありますが、うちのオフィスは300坪くらい。その敷地面積故に、横の繋がりでは無く縦の繋がりでビル一棟通して全フロアが繋がっている、というのが隠れたメッセージになっています。と、言っていますが笑。
Q:言っているんですね笑
A:社員としては余り意識しないかなと思うんですが、私たちがコミュニケーションやコラボレーションを大事にしたい、というメッセージを印象的に出したかったんです。

より大きな種の育つオフィスに
Q:最後に、これから一年後オフィスで働く社員がどの様になっていて欲しいと思いますか?
A:社員同士のコミュニケーションが活発化し、小さな案でもどんどん生まれていく様な世界になればと思います。現在でも生まれてはいるのですが、部署内で閉じていたりすることが多いので、他部署と交わってより大きな種が生まれて育っていく…という事が起これば嬉しいです。
s_加藤様①

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はたらくを変えるオフィス、第1回はビル一棟を通して『縦の繋がり』を作り出したエイベックスさんを訪問しました!
エンタテインメント企業らしく随所に遊び心も感じられるオフィスは、「このエリア、こんな事も出来るのでは?」「次のクライアントとの打ち合わせ、あそこを使ってみようかな」等々、社員一人ひとりが自然に働き方を考える様な設計になっていると感じられました。機能ベースでガチガチに組み上げられた空間ではなく、社員が選ぶ、創ることの出来る“遊び”が、働き方を変えるオフィスの一つのポイントなのかもしれませんね。

次回は、どんな『はたらくを変える』オフィスが登場するのか…?
引き続きご期待ください!

<エイベックス株式会社 会社概要>
エイベックス株式会社
http://www.avex.co.jp/

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