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【イベントリポート#明日のワークスタイル 】オリンピック1年前で注目度上昇!導入企業によるトークイベント「やってみよう!テレワーク」

2019.08.28

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2020年の東京オリンピックに伴い、通勤時の大混雑が予想されています。大会期間中は約1000万人の来客が見込まれており、その混雑具合は計り知れません。

その対策として、2017年から総務省や東京都が中心となって推進しているのが「テレワーク」です。その一環として実施されている「テレワーク・デイ」は、オリンピックの開会式にあたる7月24日に行われ、2017年には約950団体6.3万人が、2018年には1682団体延べ30万人以上がテレワークを試験導入しました。

今回は、2019年7月24日に実施されたイベント「#明日のワークスタイル やってみよう!テレワーク」の様子をリポートします。

テレワークへの理解を深めるために開催

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今回のイベントでは、株式会社スペースマーケット主催のもと、「EDITORY神保町」にてテレワーク体験会、そしてテレワーク導入企業によるトークイベントが開催されました。テレワークを実際に体験し、体験した人の生の声を聞くことで、個人および企業のテレワーク実施をより具体的に理解することを目的としたものです。

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トークイベントに登壇したのは、ワークスイッチコンサルティングで、企業のテレワーク導入支援を行っている久保慶子と、パーソルキャリア株式会社マーケティング本部ブランドマネジメントグループで、実際にテレワークを実践している亀田郷平さん。テレワークの導入事例や課題、期待できる効果について話しました。

本イベントの司会を務めた、スペースマーケット社マーケティング担当の堀田遼人さんからご挨拶です。

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堀田遼人(ほった・りょうと)
株式会社スペースマーケット マーケティング担当。前職でも不動産ポータルの企画・開発に携わっており、その後スペースマーケットに参画しマーケティング業務を全般的に担当。働き方改革に関する様々なイベントやセミナーを開催してきた実績を持つ。


「テレワーク導入の効果として、個人では生産性の向上や通勤時間の削減、プライベートとの両立などが挙げられ、会社単位ではワークスペースの削減や、不測の事態に対応できる組織構築、企業イメージの向上などの効果を発揮します。その一方で、働く姿が見えなくなることから勤怠や業務などのマネジメント方法、社外で情報を扱う際のセキュリティ対策などを見直す必要性が生まれます。会社の状況をしっかりと見極めて、効果的にテレワークを導入することが望ましいでしょう」

働き方改革の本当の価値とは?

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久保 慶子(くぼ・けいこ)
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 ワークスイッチコンサルティング。現在、パーソルグループの中でも先進的な働き方を実践している「ワークスイッチコンサルティング」にて、2015年度よりワークスタイル・コンサルタントとして従事。 テレワーク導入支援サービス立上げから、国や自治体、その他大手から中小企業まで、幅広くプロジェクト支援実績を持つ。


堀田さんに続き、久保が「働き方改革がもたらす可能性」について語りました。

ワークスイッチコンサルティングでは、導入支援だけでなく自らが率先して多様で柔軟な働き方を実践しています。新入社員を含む全社員がテレワークや、フルフレックス制度、チャットツールなどを活用することで、生産性の高い働き方を実現しています。

自社での経験や他社の導入支援の経験を踏まえ、久保が強調するのは働き方改革の本当の価値について。

「働き方改革にはいくつかステージがあります。長時間労働の改善に始まり、多様で柔軟な働き方の実現、最終的にはイノベーションの促進へとつながっていきます。単純な業務削減や効率化だけでなく、持続可能な経営体質への変化、そして『新たな価値をどう生むか?』が重要。そこまで考えて、ようやく働き方改革は真価を発揮するのだと考えています」

コンサルタントとして、他社のテレワーク導入を行う際には、業務の可視化やテレワークの効率化に必要なことの洗い出しをおこない、またABW(※)の提案を行ってきました。現在は、東京都より事業を受託し、テレワーク導入推進のための無料のコンサルティングサービス「ワークスタイル変革コンサルティング」のコンサルタントとして活動しています。

※ABW:Activity Based Workingの略。個人が仕事の内容に合わせて、働く場所を選択できる働き方を指す。

テレワークで重要なのは「はたらく自分のセルフマネジメント」

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亀田 郷平(かめだ・きょうへい)
パーソルキャリア株式会社 プラットフォーム事業本部 マーケティング本部 マーケティング統括部 ブランドコミュニケーション部 ブランドマネジメントグループ 認知プロモ担当。CM、SNS、コンテンツマーケティングなど、若年層をターゲットに、クロスメディア戦略に基づいた認知プロモーションを推進。自らの部署にてテレワークを導入し、自身も活用中。プライベートでは4人のお子さんがいるパパ。


続いて、亀田さんがテレワーク時の自身の働き方について紹介します。

亀田さんは、テレワーク導入前にご自身の働き方を見つめ直すと、コミュニケーションは電話やSNS、メッセンジャーの利用が多いことに気付き、「オフィス以外でも仕事ができるのでは?」と感じ始めたと言います。

また、1日の稼働時間の25%、3~4時間を、通勤を含む移動時間にとられていました。

▼テレワーク導入前の1日の働き方
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そんな亀田さんも、テレワークが導入されると移動時間が激減。自宅で仕事を始めて客先訪問時に合わせて移動、その後は訪問先近くや自宅で作業するなど、柔軟な働き方が可能になりました。結果的に移動時間を約60%削減することができ、コミュニケーションも問題なく取れているそうです。

▼テレワーク導入後の1日の働き方
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テレワークには、やり取りのエビデンス確保や家事育児との両立など、多くのメリットがありますが、「働く環境によっては集中力に影響が出る」「業務実績が周りに伝わりづらい」などの課題があることも事実です。だからこそ、亀田さんは「はたらく自分のセルフマネジメント」が重要と考えます。

「テレワーク時は、自分が働いている姿を見ている人は誰もいないわけですし、集中できる環境を自ら作らなければなりません。だからこそ、自発的な発信、正確な現状把握、優れたコミュニケーション力が求められます。つまり、『自分で自分のマネジメントができる人』がテレワークに適していると考えています。そういった意味でも、テレワークは『自分らしいはたらき方を自己プロデュースする』ことに近いのかもしれませんね。」と熱く語りました。

参加者の多くは、現在まさにテレワーク導入を検討中という企業や、「導入済みであるがもっと有効活用したい」という企業の方々でした。本イベントを経て、具体的な導入方法と、導入から得られる効果を考える機会になりました。

取材・文/高島優季、撮影/大西知宏、編集/角田尭史(リスナーズ株式会社)

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