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結婚相手が突然のUターン宣言!? どうする私のキャリア

2017.11.14

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いきなり告げられた、パートナーの「生まれ故郷にUターン宣言」。自分のワークとライフをどう考える? キャリアアドバイザーの筆者が、キャリアの岐路に突然立たされた女子に贈る、人生の選択をより良く選ぶための情報収集と整理の仕方のコツを、「パートナーのUターン」というシチュエーションでご紹介します!

キャリアチェンジのきっかけは、「自分発信」とは限らない。

進学先も、就職先も、結婚相手も、自分の意思でキャリアを切り拓いてきたあなた。「パートナーをきっかけにしたキャリアチェンジの可能性」について考えたことはありますか? 情報収集は欠かさず、準備期間もしっかり設けて、計画的にキャリア構築を続けてきた人にも、他人発信のキャリアチェンジは突然起こります。なかでもその選択によってワークもライフも大きく変わるパートナーのUターンというシチュエーションは、先輩女子も悩みに悩んだライフイベント(人生の大きな出来事)です。後悔のないキャリア選択のために、あなたのライフに起こるかもしれない「パートナーのUターン」について、どんな選択肢があって、何を最優先事項とするか、考える訓練をしてみませんか? どこに住むかは、人生に大きな影響を与え得る選択肢。メリット・デメリット含め、将来の可能性をできるだけ把握し、何を最優先事項にするのかを冷静に判断することで、突然のライフイベントの選択も、人生により良く作用させることが可能です。冷静なときならたくさん思い付く選択肢も、突然、我が身に降り掛かると出てこなくなるもの。シミュレーションでキャリア構築の訓練、してみましょう!

情報収集と情報整理の仕方を習慣付けておくこと。

Uターン画像

キャリア相談を受ける中で、多くの方が「突然のことで、頭が真っ白になってしまって……」「今まで想像もしたことがないので、どう考えればいいか分からないです」などの状況に不安を覚えています。仕事習慣の中で、突然の事態に対処する訓練ができている方でも、自分やパートナーに関わることになると途端にフリーズしてしまうことも。しかし多くの場合、適切な情報収集と情報整理のお手伝いをするだけで、相談者の方はスッキリとご自身で結論を導き出すことができます。
あなたなら、「パートナーが突然のUターン宣言」をしたとき、どんな情報収集が必要だと考えますか? 読み進める前に、ぜひ紙に書き出してみてください。書き出せたのが3項目以下、という方は、情報収集の絶対量が少ないかもしれません。「もし○○なら?」が情報収集の基本。想像力を鍛えるには知識も必要です。

ここでは、キャリアカウンセラー的視点で情報収集の例を挙げていきます。面談の中では、キャリアカウンセラーが面談者に対してさまざまな質問をしていきます。同じように、「自分で自分に質問が出せるか?」が情報収集と整理のコツです。

生活について

Uターンは決定事項? それとも検討の余地がある?

Uターン宣言が「相談」なのか「決定通知」なのかによっても、その後が変わってきます。確認しないまま思い込みで進まないように気を付けましょう。

パートナーとの生活について、柔軟に対応する余地はありますか?

パートナーとは絶対に一緒に暮らさなくてはならない、と決まっているわけではありません。自分の仕事が落ち着くまで、またはパートナーの仕事が落ち着くまでは別居婚を選択するという方法もあります。

Uターン先について、どんな知識がありますか?

地域によって、「居住環境」「教育環境」「労働環境」は大きく変わります。特にこの3点については重点的に調べる必要があります。

5年後、10年後、30年後について想像したことはありますか?

悩んでいると近い将来のことしか考えられていないケースも多くなります。Uターンは転勤と違い、人生の最後までその土地に定住することが前提のもの。この点に関して確認することも必要です。

これをきっかけに、イチから挑戦してみたいことはありますか?

「他人発信のライフイベント」は、思い切ったリセットを考えるきっかけにもなります。まったく新しい選択をすることに、遅過ぎることはありません。例えば資格取得、大学進学などを選択することもあり得るでしょう。

仕事について

あなたの職場の制度について完全に理解していますか?

最近注目されているのが遠距離通勤。交通の便はどんどん良くなっています。また、会社によっては新幹線通勤などでも交通費は全額負担してくれる、という就業規則がある会社も少なくありません。自治体によっては、都心部へ遠距離通勤する市民のために、交通費を支給するところも。異動願いが出せないかも併せて確認してみましょう。

あなたの職場に同じような事例はありますか?

最短の近道は同じ職場の事例です。職場の先輩などに確認してみましょう。

Uターン先での転職事情について知識はありますか?

思い切って転職をする場合、Uターン先での転職事情について調べなくてはなりません。転職エージェントの支店があるような都市部であれば、引っ越す前から情報収集が可能です。また、どんな地域でも必ずハローワークがあります。地方のハローワークの求人情報もWebからチェックが可能です。

そのことに関わる人たちに、相談や報告はしましたか?

意外に多いのが「決めるまで、誰にも相談できないと思っていました」という方。家族、同僚、上司、友人など、思わぬ解決策やアドバイスを受けられるケースもあります。

実際の面談では、その方の状況に応じて質問内容を変えながら、もっと多くの質問を展開していきます。もう一人の自分をイメージしながら、判断に必要な情報を書き出してみましょう。

自分の最優先事項を定期的に確認すること。

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計画表を作ってみよう

定期的に、これからの「ライフイベント計画表」を作り、自分自身のライフについて考えてみる機会を持つことも訓練の一つ。オススメするのは「年に一度」。手帳を新しくするタイミングで、手帳のページに、書き加えてみてはいかがでしょうか?
項目はシンプル。「あなたがやりたいこと」「やらなければならないこと」の2つと、ここまでにスタートする、ここまでにゴールをする、という期限です。やりたいことだけではなく、「やらなければならないこと」も書くことで、実行率が上がる方が多いですよ!

「ライフ」と「ワーク」の比重は変わっていい

キャリアについて考えるとき、常に「ワーク」を最優先に考える必要はありません。「ライフ」の中から、それも思いもしなかった転機によって、ワークに良い影響を与えることはたくさんあります。大切なキャリアプランに関することだからこそ、柔軟な姿勢は忘れないでください。

ライフイベントが誰によって起こされても、選ぶのはあなた自身

今回シチュエーションとしてご紹介したのは「パートナーのUターン宣言」でしたが、他にもたくさんの「他人発信のキャリアチェンジ」のきっかけがあります。パートナーの転勤、転職、独立。パートナーだけでなく、実家の両親の引越し、転職などがきっかけになるかもしれません。もちろん、自分の勤め先の支社立ち上げや倒産など、入社の時点では考えもしなかった事態が起こる可能性もあります。しかし、必ずしもネガティブに捉える必要はありません。新しい刺激や外的な環境変化は、あなたの可能性を引き出すきっかけにもなるからです。ノマド、テレワークなど、場所を選ばない働き方の選択肢もこれからますます増えていくことが予想されます。「結婚相手がUターンするなら、私は仕事を辞めなくちゃ」とは限らないのです。いつ、どんなライフイベントが起こっても、どんな選択をしても「情報収集と情報整理を過不足なく行なう」「自分の最優先事項を守る」ことができれば、キャリアアップは可能なんだと自信を持ってくださいね!

沼田絵美
2000年卒。在学時就職サークルを立ち上げ、就職サイト運営会社に企画営業として就職。東名阪で採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)資格所持。

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