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【イベントリポート ワークスイッチナイト #05】ダイバーシティが実現した組織ってどんな組織? 半歩先から考えよう!

2019.10.08

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▲みんなでゾウのポーズ……?

難しく考えすぎず、まずは「半歩先」から考えてみよう

「これからの組織にはダイバーシティが重要!」ということはなんとなくわかるけれど、何から考えればいいんだろう? どんな状態ならダイバーシティが実現したと言えるんだろう?

組織の中でダイバーシティを推進しているけれども、手探り状態で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回のワークスイッチナイトでは、ダイバーシティ領域で活躍されている4名の方に話題提供をいただき、参加者全員でダイバーシティが実現した未来について語り合いました。

☆ワークスイッチナイトって?
いま「働き方改革」に代表されるように、従来の価値観が変わり、個人のあり方が大きく転換する真っただ中にあります。本イベントは、「スイッチ」した後の新しい社会、企業、個人のあり方をどう描いていくのか?を題材に、毎回テーマを設け、ゲストによる話題提供をきっかけに、参加者同士が本音で対話し、交流する機会を持ちます。

第5回の司会は、ワークスイッチコンサルティングでワークスイッチナイトのコミュニティマネージャーを担当している久保慶子、そしてダイバーシティコンサルタントの認定資格を持ち、今回のイベントの企画者である吉野絢が務めました。

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▲久保慶子

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▲吉野絢

まずは吉野から、イベントテーマについてのご説明。

「『ダイバーシティ』って考えることが多すぎて、難しいイメージを持ってしまいますよね。なので、今回はあえて『半歩先』というタイトルにしてみました!皆でラフに語り合いましょう!」

吉野の明るい声によって、会場の雰囲気が一気に和んだようでした。

一括りにはできない。一人ひとりに寄り添うことが大事

リラックスした雰囲気で乾杯したのち、さっそく話題提供タイムがスタート。

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▲汾陽祥太さん

トップバッターは、HENNGE株式会社の汾陽祥太さん。エンジニアの採用難をきっかけに外国人採用に踏み出し、2014年から社内公用語が英語になったという同社。汾陽さん自身も英語の学習に取り組み、会社のEnglishnizationを推進。今では25%の従業員が外国籍のメンバーです。現在、Englishnization Evangelistとして、社内外を問わず英語学習者を支援しています。

「英語を話して終わりではない。多様性を理解して受け入れるだけでなく、相手に守ってほしい部分は対話で伝えながら一緒に新しいカルチャーをつくっていかなければいけない」と力強いメッセージをいただきました。

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▲米倉ときおさん

2人目は、中小企業診断士で、ダイバーシティコンサルタントでもある米倉ときおさん。外国人、高齢者、障がい者、LGBTの活躍などに関するセミナーを国内外で開催しています。

「障がいを持つ方は、日本の総人口のうち7%以上。意外と割合が大きいのですが、あまり知られていませんよね。まずは単純な数字からでもいいので、ぜひ皆さんにも覚えていてほしい」と呼びかけます。

セミナーでも常に参加者への配慮不足がないかどうかを考えているそうで、「参加者の募集時には年齢・性別をご記入いただいていません」とのこと。様々な国の文化をより深く理解するため、イタリア、アラビア、ヘブライ、ガーナ、ハングルなどの言語を勉強中だそうです。

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▲榊原秀樹さん

続いては、パーソルキャリア株式会社の榊原秀樹さん。経験豊富なシニアの方々の採用とマネジメントについてご紹介いただきました。3名のシニア層の方を採用したときには、それぞれの経験や強みに合わせたミッションを決めていったそうです。60代で一緒に働いてくださる方々は「役に立ちたい」という想いを強くもっているため、その貢献度を可視化できるようなコミュニケーションを心がけているとのこと。最後に「過去の話にとことん付き合うことも大切なコミュニケーションです!」と力説される榊原さんに、参加者の皆さんも納得した様子でした。

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▲上田のぶこさん

最後は株式会社リサ・サーナ、一般社団法人ピアリングの上田のぶこさん。がんに向き合う女性のSNSコミュニティ『PeerRing(ピアリング)』の運営をされています。

上田さんは、自身ががんを患った経験をもとに、『PeerRing』を立ち上げました。最近では、コミュニティ内で得た生の声を、企業に届けて職場環境を改善していくことを目的とした冊子『がんと向き合う職場のために~女性がん経験者200人の声~』を発行しました。がんを治療しながら働く人たちにとって、上司や同僚からの何気ない一言が気持ちの支えになることも多いそうです。「がんといっても、一括りにはできない。負担を軽くしてほしい人もいれば、がんと診断される前と変わらず仕事を任せてほしい人もいる。それぞれ抱えるものが異なるからこそ、一人ひとりに寄り添うことが大事です」上田さんは、そう熱く語ります。

グループワーク「ダイバーシティが実現された組織ってどんな組織?」

様々な切り口からダイバーシティへの取り組みについてのお話を伺ったあとは、いよいよグループワークの時間。お題は「ダイバーシティが実現された組織ってどんな組織だろう?」です。

まずは個人でポストイットにアイデアを書き出し、その後5〜6人ごとのグループ内で共有しました。

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グループ内で共有したあとは、ワールドカフェ形式で他のグループが書いたものを見て回ります。テーブルを回りながら、「こっちで出た話と逆の意見が書かれているね」「こういう考え方もできるのでは」など、参加者同士で議論を深める場面も見られました。

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「ダイバーシティが実現された組織」の案として、様々なアイデアが挙がっていました。
「自由で楽しい」
「自分らしくいられる」
「好きな場所で働ける」
「自己責任」
「テクノロジーをフル活用」
「刺激的」
「逆に、ダイバーシティがない組織だからって非難されない」
「ダイバーシティという概念自体がなくなる」

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各テーブルを回り終えて全員が元の席に戻ると、司会の吉野から最後のお題が出されました。

「あなたの『半歩先』を教えてください」

グループワークを踏まえて、各々の頭に浮かんだ答えをA4の紙に書き出し、その内容を、数名の方に発表していただきました。

「フラットに見る、接する(老若男女)」

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「相手目線に立つ(仕事へのスタンス、理想の働き方、大切にしているもの、会社への思い)」

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司会の吉野も全体に向けてA4用紙を掲げると、なぜかゾウのイラストが。少しざわつく参加者に対し、「『相手の話を聞く。思い込みを取っ払う』ということで、耳の大きいゾウにしたんです!」と笑顔で説明していました。

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ダイバーシティに関心のある人たちは明るい!

ワークショップのあとは軽食を食べながら交流タイムです。ワーク中に自然に話していた方々とも改めて自己紹介。今回はダイバーシティがテーマということもあり、会社員やフリーランス、業種、年齢層も多様な方々がいらっしゃっていました。

【参加者の感想】
「理想の働き方について、職場ではなかなか共感を得られずモヤモヤしていたけれど、ここで近い考えをもつ人たちと出会えてよかった!」
「自分はダイバーシティがあまりない組織でも順応できてしまった人間だけれど、新しく入ってくるメンバーをマネジメントしていく立場としてヒントが得られた!」
「初めて会う人たちと一緒にグループワークで盛り上がることができて楽しかった!」
「ダイバーシティに関心のある人は明るくて優しい人が多い印象だった!」

なんだか壮大で難しいイメージのあった「ダイバーシティ」という言葉ですが、今回のワークスイッチナイト#05を通して、参加者の皆さんそれぞれの「半歩先」が見つかったようですね。

次回ワークスイッチナイト#06のテーマは「学び」です!

次回の「ワークスイッチナイト#06」は、2019年11月12日(火)の開催を予定しております。テーマは「人生100年時代の「学び」を語ろう」!近日中にPeatix上でお申し込みを開始しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

関連リンク
・ワークスイッチナイトのPeatixページはこちら
・WorkSwitchのFacebookページはこちら

取材・文/國井麻美子、撮影/大西知宏、編集/角田尭史(リスナーズ株式会社)

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