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現役ライターが実践! 文章力を確実に上げる、たった4つの練習法!

2018.01.23

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仕事をする上では欠かせないスキル、それが“文章力”。ネットには様々な“文章力上達”の記事がありますが、具体的な方法まで提案しているものは少ないです。そこで、筆者がライターの専門学校時代に実際に行い、みるみる文章力が上がった「たった4つの練習法」を、ご紹介いたします!

文章力は、筋力と同じ!?

“文章力”というのは、筋肉と同じです。鍛えれば鍛えた分だけ、身に付きます。ただ、やみくもに鍛えればいいかと言ったら、そうではありません。目的に合った鍛え方が効率的です。
☑ 読者目線の文章を書きたい人
☑ 話がまとめられずに困っている人
☑ 表現力を上げたい人
☑ リズム感のある文章が書きたい人
これらに該当する人は、ぜひ読み進めてみて下さい。

その1 文章だけで道案内

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これはライターの専門学校時代の授業の中で習った文章上達法のひとつ。それは、地図は一切使わず、文章だけで最寄駅から自宅まで道案内することでした。
頭の中で道案内をされる人をイメージして、その人から見た映像で文章を書いていくのがポイント。つまり、読者目線を身に付けることに繋がります。
まずは駅に到着し、改札を出た所から道案内を始めていきます。大きい駅であれば出口が複数あるので、どこに行くかも明記しなければいけません。
例えば、「目の前の道をずっと歩いていき、赤い車が止まってる家を右に曲がる」という表現は、読み手を困らせてしまうので書き替えましょう。
「ずっと歩く」というのは5分なのか、30分なのか、もしくは1時間以上なのか分かりません。次に「赤い車」とありますが、車は移動してしまうので、すでにいなくなっている可能性もあります。目標物にするのは、動かないもので目立つものというのが鉄則。
つまり、書き手の認識と、読み手の認識を一致させないと、迷子にさせてしまいます。
ここで大切になるのが、時間や距離、さらに方角です。もし最初に「家の場所は、駅から徒歩10分程度で、駅を背にして右前方にある」と伝えておくだけで、だいたいの範囲が分かります。常に意識をしておくのが、読み手を不安にさせないこと。そのために、目的地を最初に提示してあげます。
この考え方は、ビジネスシーンでもよく見かけます。
例えば、プレゼンや提案をする時は、最初に結論を言うのが重要になります。ゴールが分かっていると、読み手や聞き手は不安になることがないのです。
道案内の文章が書き終わったら、友達に協力をしてもらって、自宅までたどり着けるかをテストしてみましょう。実際に路上を歩いてみることをお勧めしますが、時間がなければ『Googleストリートビュー』などを利用してみるのも、アイデアです。

その2 50文字要約あらすじ

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「文章を書くと話が脱線し過ぎてまとまらない」という悩みをよく聞きます。皆さんも、自分の文章を読み直したときに「要領を得ていないな」と思ったことはありませんか?
執筆に集中して、筆が走り過ぎることは良い事です。しかし、本質と無関係な事柄をダラダラと書き続けた文章は、読む方としては、正直……しんどいです。
要点をしっかりと書きたい、という人には、映画のあらすじを50文字で書く練習法をお勧めします。
個別の映画だと作品を知らない人もいると思いますので、昔話『桃太郎』で考えてみましょう。『桃太郎』を50文字のあらすじに要約してみて下さい。
私の場合はこうなりました。
「桃から生まれた桃太郎が、犬と猿と雉を連れて鬼ヶ島に行き、悪い鬼を退治して、宝物を持ち帰る話」(45文字)
細かい部分は違っても、ストーリーを追うとこのような形になると思います。つまり、話を面白くする具体的な要素「おじいさんとおばあさん」「どんぶらこ、と流れる桃」「キビ団子」などは省略することができます。
文字数に制限を設けることで、より重要な言葉を選ぶ訓練になります。2時間映画のような大作でも、50文字に要約してみると、一本筋が通っていることに気が付くと思います。これは、1時間のテレビドラマ、30分のアニメ番組でも同様。趣味で映画などの作品を観た後にあらすじを作りをしてみたら、楽しみながら要約のポイントが学べます。

その3 想い出グルメ執筆

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突然ですが、最初に質問です。
今までに“一番美味しかった食べ物”を思い出してみて下さい。どうですか?
もし、思いつかないという人は、“今週の食事で一番印象に残っているもの”でいいです。
思い出せましたか?
映像だけでなく、味や匂いについても意識を向けて下さい。
では、今、思い浮かべた食べ物の美味しさを、言葉だけで相手に伝えてみましょう。通常、味を伝えるのはとても難しいのです。なぜならば「美味しい」という魔法の言葉ひとつで味の印象を表現できてしまうからです。
ちなみに、筆者が思い浮かべたものは、小学校低学年の頃の話です。
遊びに夢中になりすぎて筆者は近所で迷子になり、お金がないので空腹に耐えながら歩き回りました。日が暮れて、夜になり、たまたま友人の家に辿り着きました。そこで晩御飯の残りの五目おにぎりを貰ったのです。キノコやタケノコなどの一般的な具材でしたが、空腹の私にとっては、まさに宝物。口にいれると出汁の甘みがジンワリと広がり、ホッカホカのごはんが冷えた身体を温めてくれました。ゴボウにまで味が染みていることが嬉しくて、飲み込むのがもったいなく、口の中でいつまでもしゃぶっていた記憶があります。
想い出を掘り下げて良いですし、食材の貴重さを掘り下げてもいいです。味や感動をあえて言葉にすることで、表現の幅が広がります。このときのルールは「美味しい」という言葉を使わないようにするだけ。さっそく、皆さんも書いてみましょう。

その4 文章書き写し

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「文章にリズム感を出したい」という人がいます。リズム感が何を意味しているかというと、そのひとつは句読点の位置になります。文章を区切る句読点は書き手の意志によって打ちます。すると、自然と個性が出ます。
小説やコラムなどの書き写しをしてみましょう。
これは昔から伝わる文章上達法のひとつで、筆者も何度も行ないました。文章を書き写すうちに、書き手のリズムが自分の中に入って来るのが感じられます。
最初の書き写しは、ぜひペンを使って手書きで行ないましょう。キーボードだとスピードが速すぎて、息遣いを感じる暇がありません。一文字一文字をゆっくりと書いていく方が、気が付くことも多いです。小説を1ページ書き写すだけでも最初は30分近くかかるかもしれませんが、次第に慣れていきます。
文章の上手な人の中には、話し言葉をそのまま文章にできる人もいます。そのような人は、句読点を打つ位置が、実際の息継ぎと同じになっていたりします。

よく書く人は、よく読む人に

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書くことがアウトプットとしたら、読むことはインプットです。
読書量を増やせば、語彙が増え、間違った日本語の使い方も減ります。どうしても書くことが苦手という人は、まずは読むことを増やしてみましょう。

佐々木翔
1983年長野県生まれ。『週刊SPA!』でライターデビュー、フリーライター歴は10年。ビジネス系の取材記事が得意だが、グルメ系から芸能系まで幅広いジャンルで活躍。小学館の雑誌を中心として活動しながら、Web媒体でも記事を執筆!

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